血糖値と脂肪肝の関係とは?痩せていても注意したい“隠れ脂肪肝”【40代・50代向け】

血糖値の基礎知識

血糖値と脂肪肝の関係とは?痩せていても注意したい“隠れ脂肪肝”【40代・50代向け】

はじめに

健康診断で

  • 「中性脂肪が高めですね」
  • 「肝機能の数値が少し高いですね」
  • 「血糖値にも注意してください」

と言われたことはありませんか?

実は、

血糖値と脂肪肝は深く関係しています。

脂肪肝というと、

「お酒を飲む人の病気」
「太っている人の病気」

というイメージを持つ方も多いでしょう。

しかし最近では、

痩せていても脂肪肝になる“隠れ脂肪肝”

が増えていることが問題になっています。

今回は血糖値と脂肪肝の関係について、40代・50代の方に向けてわかりやすく解説します。


脂肪肝とは?

脂肪肝とは、

肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積した状態です。

健康な肝臓にも多少の脂肪は存在します。

しかし脂肪が肝臓全体の30%以上を占めるようになると、脂肪肝と診断されます。

初期にはほとんど症状がありません。

そのため、

気づかないうちに進行しているケースも少なくありません。脂肪肝は肝臓だけの問題ではありません。

内臓脂肪の蓄積も同時に進んでいるケースが多く、

血糖値との関係も指摘されています。

詳しくは下記の記事で解説しています。

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なぜ血糖値が高いと脂肪肝になるの?

食事で摂った糖質はエネルギーとして利用されます。

しかし余った糖は、

肝臓で中性脂肪へ変換されます。

つまり、

糖質の摂りすぎ

血糖値上昇

インスリン大量分泌

脂肪合成促進

脂肪肝

という流れが起こるのです。

血糖値とインスリンの関係について詳しくは、

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痩せていても脂肪肝になる?

答えはYESです。

近年増えているのが、

お酒をあまり飲まないのに起こる脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患:NAFLD)です。

なお、

最近の医学界では代謝の異常が深く関係していることから、

新しく「MASLD(代謝異常関連脂肪性肝疾患)」とも呼ばれるようになっています。


特に日本人は、

  • 内臓脂肪が付きやすい
  • 筋肉量が少ない
  • インスリン抵抗性が起こりやすい

という特徴があります。

そのため、

体重は普通でも脂肪肝になることがあります。

これが

「隠れ脂肪肝」

と呼ばれる状態です。


脂肪肝が進むとどうなる?

脂肪肝は単なる脂肪の蓄積ではありません。

放置すると、

  • 肝炎
  • 肝硬変
  • 肝がん

へ進行する可能性があります。

さらに、

  • 糖尿病
  • 動脈硬化
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞

との関連も指摘されています。

血糖値と動脈硬化の関係について詳しくは、

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健康診断で確認したい数値

脂肪肝が疑われる場合、

次の数値に注目しましょう。

ALT(GPT)

30以上で注意

AST(GOT)

ALTと合わせて確認

γ-GTP

飲酒習慣のある方は特に重要

中性脂肪

150mg/dL以上で注意

HbA1c

5.6%以上は要注意

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脂肪肝改善のために今日からできること

食物繊維を増やす

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筋肉量を維持することで糖の利用効率が高まります。

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食後に歩く

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お酒を飲みすぎない

アルコールは肝臓に大きな負担をかけます。

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体重を5%減らす

研究では、

体重の5〜10%減少でも脂肪肝改善が期待できるとされています。

急激なダイエットではなく、

継続できる生活習慣改善を目指しましょう。


こんな人は要注意

□ 甘い飲み物をよく飲む

□ 夜遅く食事をする

□ 運動不足

□ お腹周りが気になる

□ 健康診断で中性脂肪が高い

□ HbA1cが高め

□ お酒を飲む機会が多い

2つ以上当てはまる方は脂肪肝リスクが高まっている可能性があります。


まとめ

脂肪肝は、

単なる肝臓の問題ではありません。

血糖値やインスリン、中性脂肪と深く関係する生活習慣病です。

特に40代・50代では、

症状がないまま進行しているケースも少なくありません。

健康診断の数値を確認しながら、

  • 食事
  • 運動
  • 睡眠
  • 飲酒習慣

を見直し、早めに対策を始めましょう。


健康管理士からのワンポイント

脂肪肝は「沈黙の生活習慣病」と呼ばれることがあります。

なぜなら、

かなり進行するまで自覚症状が出ないからです。

しかし初期の脂肪肝は、

生活習慣の改善によって十分改善が期待できます。

まずは、

  • ジュースをお茶に変える
  • 食後に10分歩く
  • 野菜から食べる

この3つから始めてみてください。

肝臓は再生能力が高い臓器です。

今からの行動が、5年後・10年後の健康を大きく左右します。